勝山左義長
勝山左義長
勝山左義長
勝山左義長
勝山左義長

勝山左義長とは

勝山町における左義長がいつごろから始められたものかはよくわかっていません。 江戸時代において「左義長」「顕如講」「御前相撲」は、町の三大年中行事として、勝山町だけでなく藩領の域をこえて、近郷の人々が見物に押しかけました。「御前相撲」は八幡社、のちには町の氏神を祀る神明社で行われ、歴代の藩主が観覧するのが恒例でした。 この事実が示すように、「御前相撲」は幕末まで勝山を支配した小笠原藩との関係が深い行事でした。
それに対し「左義長」は、下町の行事として始められたものであったと思われます。 現在は「勝山左義長」と呼ぶように、あくまでも町の年中行事として、町民が主体となり町民の自治のもとに行われ、結果として町民の結束を強める役割を果たしてきました。左義長の初見史料は寛延元年(1748年)の次のような内容のものです。
“正月十四日郡町両所之左義てう(長)はやし所之義、去々寅之春迄十王堂之後下ノ段二てはやし候へ共、立石町続二成故十王堂前二て去卯春よりはやし申候”

左義長イメージ1

見どころ

櫓(やぐら)
櫓は各町内ごとに建てる場所が決められていました。ただし葬式・お産など穢れが出た際や、急病人が出ると変更されました。
櫓は、普段は保管されていて、祭礼前日に組み立てられました。
櫓は当所どれだけ建てられたかは不明です。明和元年(1764年)に5か所で建てられ、以後その数は増えていきました。現在は12基です。

左義長太鼓
櫓の上では笛・太鼓・鉦などの鳴り物に囃され、左義長太鼓も叩かれます。太鼓の音が響かない様に太鼓半分に子どもや、若者に腰を掛けさせ、三人一体で浮く、勝山左義長独特の太鼓で、他に類はありません。

日程スケジュール

勝山左義長(勝山左義長まつり)は、福井県勝山市で毎年2月最終土曜、日曜に開催しています。
どんど焼き:午後8時〜
2024年2月24日(土)25日(日)

左義長イメージ2

開催場所と交通

※情報は2024年開催のものです

勝山市市街地、弁天緑地公園
えちぜん鉄道勝山駅から徒歩5分、中部縦貫自動車勝山ICから車で10分

東京から
JR東京駅⇒新幹線【約2時間15分】→米原駅→特急【約1時間】→ えちぜん鉄道【52分】→勝山駅
関西から
JR大阪駅⇒特急【約1時間45分】→えちぜん鉄道【52分】→勝山駅

「勝山左義長まつり」が「暮しの手帖」で大特集!

暮しの手帖2016年9月末に終了したNHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」のモデルになった大橋鎮子(おおはししずこ)さんが創刊した雑誌が「暮らしの手帖」(ドラマのなかでは「あなたの暮らし」になっていましたが)です。みなさんも楽しくご覧になったのではないでしょうか。「暮らしの手帖」は広告なしのスタイルで現在も続いております。その「暮らしの手帖82号」(6〜7月号)に写真満載で7ページにわたり、「勝山左義長まつり」が特集されました。レポーターは女優で作家の西山繭子さん(作家の伊集院静氏の娘さん)で「老若男女、櫓の上で演(や)る人も櫓の下で観る人も、誰もが幸福なきらきらの笑顔を見せる奇跡の二日間」と表現していただきました。伝統を守り、新しい伝統を育てている勝山市民にとっては本当にうれしい言葉です。暮しの手帖中身9月の中旬、特集の御礼もかねて、「暮らしの手帖社」を訪問し、お話をきいてきましたが、お祭りを扱うのは初めてだったそうです。その一番手に「勝山左義長まつり」を取り上げていただいたことはたいへん光栄なことです。朝ドラ効果もあって、82号は完売になり、次の83号も増刷したものの、完売になったとのことでした。「暮らしの手帖」を通じ、多くの読者に「勝山左義長まつり」の魅力が届いたかと思います。全国の多くの方に、勝山に足を運んでいただき、勝山左義長まつりの魅力を体感していただきたいと切に願っております。勝山で皆様を心からお待ちしております。

勝山 左義長まつりに関するお問い合わせ

勝山左義長まつり実行委員会事務局

  • 0779-88-8117

または

勝山市観光まちづくり株式会社