なくなっても、今も思い出されるものってありますか?
~南茂(なんも)のお好み焼き~
昔なつかしい思い出は、今の自分の原動力。
わたしが高校生の頃、放課後に立ち寄った場所のひとつ「なんも」。
そのころ確か1枚70円ほど、細かく刻んだキャベツが少し入って、ソースがたっぷりかかった薄いお好み焼き。
わたしのソウルフード。
少し年上の世代の人に言わせれば、1枚10円だったこともあるらしく昔からの安さに驚く。
高校を卒業して勝山を離れてからも、帰省するたび必ず訪れて、銀色のアルミのお皿にのったお好み焼きを
食べていた。
持ち帰りのお好み焼きは、経木と新聞紙にくるまれて、ほっとする温かさだったなぁ。
時が流れ、閉店。
寂しいと思っていた時、「南茂のお好み焼き復活!」との情報が。
サンプラザ内の「なっちゃん」が、南茂のお好み焼きが食べたいとの声から、同じように作ってみたという。
その名も「なっちゃん焼き」。
懐かしいと好評のようで、私もうれしくなる。
年齢を重ねて、ふと思い出す学生の頃に通った場所や味。
わたしの「南茂のお好み焼き」のようになっちゃん焼きが思い出の味になる世代もあるのだろうな。
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