くじ引き、駄菓子、プラモデル 欲しいものが詰まった玩具店
~みたけ玩具店~

くじ引き、駄菓子、プラモデル 欲しいものが詰まった玩具店~みたけ玩具店~

昔なつかしい思い出は、今の自分の原動力。
今回は勝山に住む50代男性のルーツをたずねます。

小学校の頃、勝山市内には4つぐらいの玩具店があったと記憶しています。
中央公園で友達とカラバット野球で盛り上がり、その帰りにパン屋さんで当時10円の「くずパン」を買って
小腹を満たし、最後に向かうのが玩具店でした。
目的はこれまた1回10円の「クジ引き」。砂糖がいっぱいついたカステラ菓子、風船ガム、
いろんな味がするあられなど種類は豊富で、友達と特等賞狙いで盛り上がったものです。

クジ引きをしながら、どうしても目に入るのが高価な玩具。
ヒーローもののソフビや重量感のある超合金、そして70㎝はあるであろう「ジャンボ・マシンダー」など、
高いもので3000円ぐらいしていたので、10円のクジを引いて楽しむ私にとって、高嶺の花ならぬ
「高値の華」でした。
しかしながら、チャンスが巡ってきます。
いつの頃からかサンタさんの本当の存在を知った私は、クリスマスの時期が迫ってくると、家のサンタさんと
交渉の日々。
本町の「みたけ玩具店」で買ってもらった超合金の玩具を手にした喜びは今も忘れません。
「みたけ」はいつも新しいプラモデルが発売と同時に販売されていて、中学生の頃は、宇宙戦艦ヤマトの
メカ・コレクションシリーズを我先にと買いにいきました。
今も根強い人気の”ガンプラ”こと機動戦士ガンダムのプラモデルが発売されたのもこの頃でしたね。

大人になった今も、左義長等のまつりの時には「みたけ」に足が向きます。
お店には今も懐かしいクジ引きが。
そしてあの頃と変わらず店のおばさんが正座して対応してくれるその風景は、少年時代に戻れる幸せなひと時です。

みたけ玩具店


本町通りにある勝山で唯一の玩具店。
レトロな店の佇まいは、まるでその場所だけタイムスリップ
したかのよう。
子どもだけでなく、懐かしさから足を運ぶ大人も多く、
子どもの頃に遊んでいたものを大人買いする人もいるのだとか。

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