冬はホットで。良いことずくめの万能ジュース
~しそジュース~
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勝山で受継がれる郷土料理。
今回は「しそジュース」をひもときます。
梅干しを漬けるのに欠かせない「赤しそ」は、梅雨に入るとスーパーや八百屋さんに出回るようになります。
しそにはビタミン、カロチン、鉄分が豊富で、昔から民間薬として使われ、下痢や貧血、疲労回復など、
さまざまな効果があるとされてきました。
煮出した赤しそにクエン酸を加えると、一気にワインのようなキレイなルビー色になるしそジュース。
見た目も美しく、夏バテ時にもおいしく飲めるので、暑くなる季節にかけて手づくりする人がたくさんいます。
真夏のときに飲むイメージがありますが、冷凍庫に入れると1年くらいもつので、実は年中楽しむことができる万能ジュース。
夏は氷水や炭酸水などで割り、レモンやライムを添えてさわやかなドリンクに。
牛乳に入れても意外においしく飲めます。
冬場はお湯で割ってホットでいただくのがおすすめ。
大人向けには焼酎やジン、ウォッカなどを加えてカクテルにしてもおしゃれです。
しそジュースのよいところは、絞った後のしそも再利用できること。
乾燥してふりかけにしたり、佃煮にすると、ごはんのおともになります。
素材を余すことなく使い切れるしそジュース。
ぜひ毎日の暮らしに取り入れてみてください。
茎がついたままの状態で売られていることが多い赤しそ。ジュースでは葉の部分だけを摘み取って使います。
煮出して絞った後のしその葉も利用可能。少量ずつ広げて乾燥させ、カラカラに乾かして塩やごまと合わせれば、
しそのふりかけができます。
材料(2リットル分)
赤しその葉・・・400g
水・・・2リットル
砂糖・・・500g~ ※好みの量でOK
クエン酸・・・25g
つくりかた
1、赤しそは葉を摘み、よく水洗いします。
2、大きめの鍋に水を沸騰させ赤しそを入れます。一度に入りきらない場合は、数回に分けて菜箸で押し入れます。
3、再度沸騰したら、中火で3~5分ほど煮出します。粗熱が取れたらザルで液をこし、さらにザルの上からゴムベラ
などで押しつけるように絞ります。
4、こした液を鍋に戻し、砂糖を加えて弱火にかけます。砂糖が完全に溶けたら火を止め、粗熱を取ります。
5、クエン酸を加えてよく混ぜ、完全に冷めたらできあがり。
Special Thanks:縄文の里さん
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