福井県勝山市北谷町に伝わる冬の伝統保存食『鯖の熟れ鮨し』の販売が開始しました。
流水で塩抜きした塩サバの腹に、麹と生姜を混ぜ込んだ酢飯をたっぷりと詰め、桶の中で発酵させます。
明治時代、富山の薬売りが冬の保存食として地元の人に作り方を教えたのが始まりとされており、厳しい冬を乗り越えるために作られた、冬の貴重なごちそうです。
約40日ほど漬け込むと、鯖は骨ごと食べられるほど柔らかく、まろやかで芳醇な味に仕上がります。
2023年12月18日、出来上がった熟れ鮨しを取り出す「樽上げ」の作業が行われ、販売用のパックに詰められ、店頭に並びました。
程よい幅にスライスし、そのままお召し上がりください。
お好みで、少し焼いたり、わさび醤油をつけたりする食べ方もあります。
鯖の熟れ鮨しの販売は12月中旬から始まり、なくなり次第終了となります。
販売場所
●特定非営利活動法人 さただに村(北谷町コミュニティセンター)
勝山市北谷町河合26-2-1 TEL:0779-83-1030
●勝山市道の駅 恐竜渓谷かつやま
勝山市荒土町松ヶ崎1-17 TEL:0779-89-2234