揚げたて熱々のカリッとした感じも、
時間が経って油の染み込んだ感じもまたいい。
~むったーのクレープ屋さん(旧あじもり)のパンダ焼き~

揚げたて熱々のカリッとした感じも、時間が経って油の染み込んだ感じもまたいい。~むったーのクレープ屋さん(旧あじもり)のパンダ焼き~

昔なつかしい思い出は、今の自分の原動力。
今回は勝山に住む30代男性のルーツを尋ねます。

ぼくが小さいころは、たこ焼きや軽食を食べるなら「ハッピー」とか、「なんも」とか
勝山市内にいくつかお店があったと思います。
その中でもサンプラザのお花屋さんの横にあったお店「あじもり」のパンダ焼は形が特徴的で印象に残っています。

親とサンプラザに買い物に行くとたまに寄ってくれた「あじもり」。
カウンターの下には商品のディスプレイがあって、ソフトクリームやクレープ、たこ焼きなど、
そのディスプレイの中は全部がおいしそうでした。
親におねだりしても2つ以上は買ってくれないので、頑張って1つだけ選んでいたのですが、
そのなかでもひときわ際立っていたのが、パンダ焼きでした。
本来ならばタイ焼きが並んでいるその場所にパンダが並んでいたのを覚えています。

パンダ焼には焼いてあるものと揚げてあるものがありました。
あんことクリームがあって、揚げている方は油がしみ込んだ感じ。
周りはカラッと揚がっているのに、中はしっとりしているのも良かったです。
なぜかあんこは生地の外にはみ出ているのが多くて、パンダがちょっと残念な顔になっているんです。
でもこれは、お店の人が「あんこをたくさん食べて欲しいがためについつい入れすぎてしまうからだ」ということを最近知りました。

揚げたて熱々のパンダ焼は特に美味しかった思い出があります。
注文すると紙に包んでくれるんです。
時間がたつと紙に油が染みた感じがまた美味しさを増加させてくれました。
パンダ焼は、今は本町にある「むったーのクレープ屋さん」で売っています。
もちろん、味は昔のまま。
あの頃と同じように、子どもからお年寄りまで幅広い世代に愛されています。

むったーのクレープ屋さん

勝山市唯一のショッピングセンター・サンプラザ内にあった軽食屋
「あじもり」に嫁いだ奥さんがはじめたクレープ屋。
たい焼きと同じ要領でつくり、180度の油でカリッと揚げる名物の
「揚げパンダ焼」は、30年以上前から変わらぬ味。
隠し味のピーナツツが香ばしさを倍増させる。

勝山市本町1-8-5-2
090-7747-2367
15:30-19:00
日曜日、祝日休み(土曜日 不定休あり)

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